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オフロードバイク どっとこむ  >  オフロードバイクの基礎知識:3)マルチ(3気筒、4気筒)

3)マルチ(3気筒、4気筒)

マルチエンジンとは、エンジンの種類のひとつである。「マルチ」の英語本来の意味は「複数」であり、シリンダー数(エンジンの気筒数)のことである。英語の意味のとおり、もともとは2つ以上のシリンダー数のエンジンのことであったが、現在は4気筒エンジンのことを特に「マルチエンジン」ということが多い。

直列3気筒エンジンは、3つのシリンダーが直列に並んでいるエンジンである。4気筒エンジンと比較して、気筒ひとつあたりの排気量が大きく、冷却損失が小さく燃費がよい。デメリットは、4気筒エンジンよりも振動が大きくなってしまうということがあげられる。車体に対して、シリンダーを横向きに並べたエンジンを、別に並列3気筒エンジンと呼ぶこともある。トライアンフのロケットスリーには、この並列3気筒エンジンを搭載している。

直列4気筒エンジンは、4つのシリンダーを1列に配置したエンジンで、横向きにシリンダーを配置したエンジンを、別に並列4気筒と呼ぶこともある。直列4気筒エンジンのデメリットは二次振動であるが、この二次振動を相殺するバランス・シャフトで低減できる。このエンジンを搭載しているモデルには、ホンダのCB1300 SUPER FOUR、CBR1000RR、CB750や、ヤマハのXJR1300、FZ1、スズキのGSX1400、GSR400、カワサキのZRX1200R、ゼファー、ZRXなどがある。現行の4気筒は、横向きにシリンダーを並べる並列が多いが、BMWのK1200LTやK1200GTは、縦置き直列4気筒エンジンである。

V型4気筒エンジンは、4つのシリンダーが、V字型に開かれて配置されたエンジンである。直列4気筒エンジンと比較すると、高回転域では、なめらかなフィーリングとなり、低回転時には鼓動感のあるトルクフィーリングという特徴のエンジンである。ホンダのレース専用車両、RC212Vに搭載されている。また、ドゥカティのデスモセディチRRは、L型と呼ばれる4気筒エンジンを搭載している。


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